助教授・沙織【完全版】 紹介 2018.11.07 知性と教養あふれるキャンパスのマドンナが 娼婦に堕とされ、完膚なきまでに辱しめを受ける! 緊縛、講義中の調教、裏ビデオ、SMショウ…… 汚辱の泥沼を彷徨う沙織の行く末には さらなる悲劇の運命が待ち受けていた! 本書は「沙織シリーズ」を一冊にまとめた作品です。
コメント
陵辱小説ではありながらも、インテリ美女の転落小説ともとれる面白い作品だと思います。
どれだけひどい扱いを受け恥辱に塗れても、それでも沙織は沙織として美しく魅力を失わないという、、。
根岸のいう『超一流モデルのように美しく、ディープスロートで気をやるほど淫らで、しかも大学助教授という最高知性を備えた、絶世のマゾ娼婦』であることが作中一貫しており、3巻分全てのページでこの美女の痴態を愉しめます。
鉄壁の美女を何とかして手に入れる、その過程も一巻前半までは楽しめます。が、この作品ではそこがメインではないと思います。生来マゾであり淫らな行為を強要されることで沙織の身体は意思に反して悦び、自らマゾ快楽を楽しみはじめます。そして、そこからの露出、キメセク、監禁、売春、SMショー、秘密売春クラブと様々な奴隷調教が続く中で、どれもが記号的な調教やダイジェストに終わらず、辱める側とそれを受ける側(沙織)の感情の動きや身体の反応が細かく描写され、この淫らな作品世界に没入できます。
沙織が捨鉢にならず、根岸を愛しその為に堕ちていく所も沙織の可憐さを高めていると思います。
最後は根岸が欲をかき、やり過ぎからヤクザの介入を招き、学生へのピンクサービスやヤクザの売春婦になるなど最悪な状況に堕ちてしまいます。ここは作者が最終的な落としどころを無理に作ったように感じましたが、それでも最後に愛しの根岸?に会えてハッピーエンドでしょうか? 私は無理だと思いますが、、考え方次第かなと。
若い頃に2巻まで読み、約30年の時をおいて全巻読みましたがやはり面白い。沙織の魅力には逆らえませんでした。
素晴らしい作品だと思います、綺羅光先生、ありがとうございました!
コメントありがとうございます。
沙織シリーズ。
綺羅作品の特徴の一つである奴隷が凌辱者に依存し、愛してしまう作品の始まりで完成形だと思います。
沙織自身も奸計により市木に肉体を辱しめられても唇は最後まで許さなかったりとその気高さが非常に魅力的でした。
しかしそんな沙織も媚薬に狂わされ、年下の根岸によって追い詰められ崩壊してしまう様は実に可愛らしかったですね。
途中、麻薬中毒者に拉致され自身も麻薬中毒一歩手前にまでなるところを根岸に救い出され、ここで精神的にも根岸に依存するようになってしまうのも、沙織自身の弱さと言うよりどうしようもない運命に翻弄された感があって沙織の魅力を損ねるものではなかったのも良かったです。
また根岸も沙織を奴隷として商品として扱いつつ、エステなどケアを怠らない辺りに陰惨さをそこまで感じないというのも良かったですね。
ラストは唐突というか、大学助教授である沙織が身体を売っていることを嗅ぎつけた右翼系大学がイメージアップ戦略に利用するため、ヤクザ組織を通じて根岸たちから沙織を搔っ攫ってしまうという、展開で「あーヤクザかー」と嘆息した覚えがあります。
綺羅作品というと調教師気取りの半端な主人公が器量不足から外に協力を頼み、そこから破滅の道を歩んでしまうという中で、根岸はヤクザなどを頼みとせずやってきたので理不尽を感じたものです。
が、最後のオチではそこの救いも示唆していたため、女教師裕美の放課後に次ぐハッピーエンドな作品だったと思いました。
一人のヒロインだけで三冊を描ききった作品はこれくらいですが、終盤まで沙織の魅力が色褪せなかったのは出色の出来だったと思います。
ヒロイン橘川沙織は新進気鋭の助教授で28歳です。
沙織を攻略するのに生徒と同僚の二人がタッグを組んで罠を仕掛けます。そんな弱いネタで大丈夫?と思いましたが流石才媛と謳われる沙織です。乗ってくれます。
沙織は囚われ、暴力とクスリを使ったセックスで堕とされ、その最中マゾの淫乱に目醒めさせられます。ここのシーンはクスリが効いていた事もあり、沙織の狂態は凄まじい物がありました。二日間セックス漬けにされます。
恐らく警察に飛び込むにはこのタイミングしかなかったと思いますが沙織はそんな事はしません。話が終わってしまうので。
後は延々とバラエティに富んだ奴隷調教シーンが続きます。沙織のマゾの淫乱っぷりが炸裂し、こちらは引きました。
この辺りから沙織の心理描写が甘くなってしまい、沙織が今の状況をどのように考えてるか分かりませんでした。ここは詳しく描いて欲しかったです。
竿役コンビは沙織を昼は助教授、夜は奴隷娼婦の二刀流として歩ませようと計画するのですが商売がヤクザにバレて沙織を譲り渡す事になります。FAみたいな感じでしょうか。ラストで竿役の根岸が沙織を取り戻すとイキってましたが、恐らく失敗するでしょう。向こうはプロの組織です。
沙織の管轄がヤクザになってしまったので沙織の今後の人生は元には戻りそうもないです。まあ、教鞭を振るいながら奴隷娼婦として生きる人生は沙織的にはそんなに悪くないのかも知れません。それにしても全般的にヒロイン橘川沙織のサイコパスっぷりが目立つ内容だったと思います。