女教師 裕美の放課後 復刻版

女の色香をいっぱいにつめこんだ、
美人教師のパンティが無惨に引きむしられる!
薄布の下から現われた淡い柔草、鮮紅色の果実……
24年間、清楚な生活を送ってきた女教師・裕美を、
信じがたき恥辱の試練が待ち受けていた!
フランス書院最強作家・綺羅光のデビュー作、復活!
新書版
フランス書院オリジナル 女教師 裕美の放課後 1984/04
文庫版
フランス書院文庫 女教師 裕美の放課後 1986/07
文庫版を加筆修正した新書版
ハードXノベル 完全増補版 女教師・裕美の放課後 2001/01
女教師私生活との合本
綺羅光プレミアム 女教師・裕美の放課後 女教師・私生活 2006/04
ハードXノベル 完全増補版 女教師・裕美の放課後を底本に文庫化
フランス書院復刻版 女教師・裕美の放課後 2015/06
葉山裕美はやまゆみ 清明学園英語教師 24歳 備考:クリスチャン
藤村恵子ふじむらけいこ 清明学園3年生 17歳 備考:恋人有 処女
元がフランス書院オリジナル 新書版が文庫化され、それを底本とした完全増補版がハードXノベルで新書化され、そしておよそ30年の時を経て綺羅光デビュー作が文庫で復活、という経緯を取っています。
これだけの時を経ても全く古臭さを感じない(俺が)のは凄いと思います。まあ官能小説はそういうものでもあるが。

コメント

  1. 淀長 より:

    いま古本で、この↑画像のままの帯付きが売ってるんですよね~。
    初版で帯付きともなれば、ぜひ欲しい!手元に置いておきたい!ところですね。

    • 綺羅光好 より:

       コレクションですよね。
       帯とか取っておけばよかったなあ、と思います。
       
       もう最近は紙書籍は視力の関係で読むのが辛いので電子一択になってしまっていますが。
       
       Amazonとかは一年前のものとか読めなくなることもあるので、さっさとテキスト化して保存しています。保存も楽だし。

  2. 淀長 より:

     ゴールデンウィーク中の妄想・2

    『裕美の放課後』バッドエンド考察

    葉山裕美が猛烈に好きで、エクセレントコレクションを手にして、特別付録まで読んだた人なら誰もが妄想したバッドエンド。

    黒本とコミック文庫がベースになります。

    ①「畜生、あいつら……」
      裕美の部屋を飛び出していく克敏は、立川ではなく恵子に連絡して権藤を眩惑するように
      仕向ける。
      地下室で、裕美のビデオに見入る恵子の傍らで、権藤の携帯が鳴る。
      地下室の入り口で様子を伺っていた克敏は、石黒の知り合いのヤクザ連中に捕まりボコボ
      コにされていた。
      最近権藤を避けるようになった克敏へのいい見せしめとして、自分が休みなしで五発楽し  
      んでから、極道連中に輪姦させるために呼んでおいたのだ――。

      と、これで克敏と恵子は退場してもらい、ハッピーエンドの道は閉ざされる。
      権藤と極道連中と恵子と克敏の絡みは、『牝猟』の東沙絵子と結城里美のシーンを参考に     
      皆さんの好き好きにしてください。
      

    ②「この次から……お客をとらせるっていうの。石黒さんの知り合いの……やくざですっ
      て。もう逃げられないのよ、私」
      このセリフを回収します。
      きのう部屋から急に飛び出していった克敏は学園に姿を見せなくなり、恵子も休みがちに 
      なる(恵子については『牝猟』パターンで、調教されつつある状況)。
      そしてラストシーンは、『女教師・私生活』のラストと重なります。
      
      克敏の裏切りに合い、危いところで難を逃れた石黒。その礼として絶世の美人教師を抱か
      せるということで極道連中と話をつける。

      座敷牢のある和室。裕美は後ろ手に緊縛されて正座し――『女教師・私生活』
      権藤「酒巻さんは、とにかくしつこい人だからな。三時間で四発は覚悟しとけよ、裕美 
      ――」
      石黒「そうだ、面白いニュースを聞かせてやろう」
      石黒は背広のポケットから、何枚か書類を取りだした。
      「お前が当てにしてた立川な、あの剣道バカ、あいつは異動だ。東北あたりの剣道の有名 
       校の教員募集に飛びついて、お前より剣道、だとさ。馬鹿なやつだ」
      
      それまで、なにを聞かされても表情を凍りつかせたままだった裕美が、初めて人間らしい 
      感情を顔に出した
      「噓ですっ……そんな」
      「嘘なもんか。これは正式の辞令書だ。立川俊、○森○田体育教員として採用する」

      官能的な裸身に縄を巻きつかせ、裕美は客の待つリビングルームに引き立てられていく。
      その表情には、すべての望みをあきらめた、深い哀しみが宿されていた。
      さよなら、立川さん、吉岡君、恵子ちゃん……そう呟くと、娼婦っぽい厚化粧を施された
      頬に、涙が一筋、滴り落ちた。
      
      (完)

      きれいに、というのもおかしいですが、初期の作品をいくつか絡めたこういう流れだとオ 
      チがつくというか腑に落ちるのではないかと、私などは思います。

    • 綺羅光好 より:

       なるほど。
       
       ただ2だと、立川が裕美を見限る下りが足りないのでこんな感じではどうでしょか。

       裕美に同情し反旗を翻した克敏が権藤に殴りかかって返り討ち。
       
       で、恵子はそのまま権藤がボロボロになった克敏の前で犯して、無力さを思い知らせるのと同時になにか不審な動きを見せていた克敏を拷問して立川のことを知る。
       そこで裕美に立川へ酷い態度を取らせて失意に追い込み、その隙をついて克敏を助けることを条件に恵子を近づかせ、立川を誘惑。克敏は恵子に言うことを聞かせた時点で用なしなので、そのまま山の中か海の底か。
       
       立川を教育界から追放したうえで石黒子飼いのヤクザに拉致され薬漬けにし、冥途の土産と裕美と一度だけ関係を持たせたうえで裕美に絶望を与えるってなのも考えました。
       
       まあ綺羅パターンだとヤクザを頼った段階で、石黒たちからヤクザに主導権が移って裕美はさらに悲惨な境遇に堕ちるかと思いますが。 

       ハッピーエンド後の場合は、例の続編と同じくしれっと恵子や克敏のことは忘れて、石黒や権藤が復讐のために再び裕美の前に現れる、でいいですかね。
       立川は病気で死んでて未亡人属性を与えるってのもいいかもしれません。

      • 淀長 より:

        いわゆる正統派の続編ともなれば、再び色地獄に堕ちる導入部を、いかに自然にするか、というところで私が思うに以下のように。

        とある水曜の昼下がり、立川夫妻の住むマンションに管理会社の社長である恒川繁吉が現れる。
        (人妻凌辱記念日の室田松男とダブらせて)
        熟れきった人妻である裕美によこしまな思いを抱き、下着を盗もうと忍び込んだ恒川は、クローゼットの奥から一本のビデオテープを見つける。
        それを再生すると…
        から始まる続編です。

        「うちのマンションには、こういうことに厳しい方たちが多くてねえ」
        「来週の管理組合の会合で、そう仰ってみたらいかがですか?」
        「私の、N市の知り合いでね、権藤という男がおるのですけどね、ご存知ですか?」
        口止めの、一泊二日の温泉旅行に誘われ頑なに断る裕美に向けて、恒川は言い放つ。
        「いや、あんたは来るね。きっと来るよ」
        (沙織シリーズの市木教授とダブらせて)

        その先はどうぞ皆さんでお好きなように。

  3. 淀長 より:

    要所要所で犯される女の哀れが感じられて、以降行間を読む、ということの大切さを知りました(黒本に限りますが)。
    これがいい。これしかいらない。
    そう思います。

    • 綺羅光好 より:

       この作品の完成度が高すぎてとてもデビュー作には思えないですし、正直いまだに作品ランキングなどを作ってもこれが上位に来てしまうのはちょっと怖いというか。
       
       増補版で女学生の恵子やらの出番が増えましたが、そこは裕美に割いて欲しかったと思いつつ、だからこそ行間への読み込みが生まれる感じですね。
       
       個人的に失敗だったとは思う女教師二十三歳の続編のように、立川と結ばれた裕美に石黒や権藤が復讐鬼と化して再び裕美を色地獄に堕とす、というのを妄想したりしてました。
       
       ハッピーエンド許すまじ派。

      • 淀長 より:

        新書版と黒本版にプラスして、当時フランス書院コミック文庫から発売されていた「恥ずかしい放課後・門井文雄」を合わせて読むことで、よりこの名作への思いが深まるというか。
        門井文雄による劇画調のタッチは好みがをわかれるところではありますが、脳内で想像するだけだったあの地下室での三日間が、二次元で見れるということに、感激して興奮した思い出がよみがえります。

        • 綺羅光好 より:

           あーコミック文庫ありましたねえ。

           絵柄と改題の差とに引いた記憶がありました。
           自分の裕美のイメージではなかったですねー。
           どっちかというとあれは恥辱の旋律の香澄な感じで裕美は黒髪ストレートなお嬢様風なイメージだったので。エロゲー版が近いと言えば近かったです。
           
           同じくお嬢様イメージの女教師二十三歳のコミック文庫は一転劇画調からいかにも漫画っぽい感じで、やはりタイトルが留美子先生大ピンチと全然危機感のないタイトルに失笑してしまいましたが。続編でも律儀に留美子奥様大ピンチでさらに笑いましたよ。
           
           あのシリーズでイメージとの齟齬が少なかったのは九紋竜の志穂里でしたかね。
           ああ、懐かしい。
           
           

          • 淀長 より:

            かなり以前、ス◯ッパー氏の某掲示板に「裕美」のオリジナルの原稿の存在を問い合わせたことがありますが、綺羅光氏曰く紛失してしまったとのことでした。
            「当時、何度も書き直しさせられた」という原本の「裕美」を想像してから15年が過ぎて増補版が出て、それをベースにエロゲーがつくられ、ぶっ飛んだ中味のエロアニメが出たのは非常に残念な思い出です。

            • 綺羅光好 より:

               ああ、懐かしいですねえ。
               
               御本人も掲示板に来られていたファンサイトでしたが、なにやら管理人がやらかしたとかで閉鎖してしまったのは残念でした。
               
               オリジナルは想像を掻き立てられましたね。ハッピーエンドではなかった気もしますが、全ては藪の中。だがそれがいい、のかもしれない。
               
               まあ、アニメやゲームは、うん。
               当時綺羅原作ゲームは一通り買いましたが、はっきりと別人とわかる分岐ルートにガッカリして結局抜きどころは原作通りでしかなかったという悪夢でしたね。

              • 淀長 より:

                いまその文言が残っておるかどうか、漫画家の中◯なると氏も「葉山裕美」好きを宣言されてましたね。
                氏の描く漫画も裕美テイスト満載でありました。

                令和版の「裕美の放課後」を思い入れたっぷりで、描いて欲しいと思うばかりです。

                あ、もちろんベースは黒本の初版のほうでお願いいたします。。

                • 綺羅光好 より:

                   いやー、呪縛に囚われてますねーw
                   
                   実際、増補はいらない部分が足されてましたからね。筋立ては変わっていないわけですが克敏とか要りませんよ。加えてサブヒロインである恵子も特に魅力を感じませんでしたし。せめて裕美の妹分にでもして克敏の裏切りの報復で石黒たちの奴隷に堕とされてさらに裕美を心理的に苦しめるとかだったらよかったんですが。