音楽教師・香澄の前に出された写真は、地獄への招待状。
淫獣のような教え子二人に強いられる暴虐、羞恥、屈辱。
25歳の蕩けるような裸身が、熱く悶え、淫錯する!
もう私は堕ちてゆくしかないの……。
剛直を咥えながら、濡れた肉襞が緊縮した時、
香澄のなかに悪魔の飛沫がけたたましく散った!
淫獣のような教え子二人に強いられる暴虐、羞恥、屈辱。
25歳の蕩けるような裸身が、熱く悶え、淫錯する!
もう私は堕ちてゆくしかないの……。
剛直を咥えながら、濡れた肉襞が緊縮した時、
香澄のなかに悪魔の飛沫がけたたましく散った!
フランス書院文庫 1986/04
綺羅光エクセレント・コレクション 1990/09
センチュリー・ルネッサンス版 2002/12
綺羅光エクセレント・コレクション 1990/09
センチュリー・ルネッサンス版 2002/12
非常にどうでもいい話であるが、この作品が管理人にとっての初綺羅作品。当時、胸を高鳴らせ、黒背表紙に映える黄色のタイトルに淫靡な表紙をレジに持っていくのにずいぶんと苦労した覚えがある。まだ若かったのだ。
それだけに思い入れは強い作品。
しかしながら管理人はヒロインが最初に肉体的に屈する瞬間に興奮する質で最初の凌辱者である金森とのそれでは香澄は堕ちきらず、そこで肝入りの関谷によって陥落する場面が想像にお任せといった具合だったことに落胆を隠せなかったのを覚えている。が、それはそれで後に手に取った裕美の放課後や二十三歳、狙われた女教師などの描写を当て嵌めて補完しつつ、かえって興奮が高まってもいた。
香澄も綺羅作品の中では凌辱者を罠に嵌めるような強かさを見せるなど、初期後期を見ても特異なヒロインでありました。
起承転結という意味で文庫一冊とは思えないほどヒロイン側、悪側とが見事に描かれている初期の傑作の一つだと思います。
それだけに思い入れは強い作品。
しかしながら管理人はヒロインが最初に肉体的に屈する瞬間に興奮する質で最初の凌辱者である金森とのそれでは香澄は堕ちきらず、そこで肝入りの関谷によって陥落する場面が想像にお任せといった具合だったことに落胆を隠せなかったのを覚えている。が、それはそれで後に手に取った裕美の放課後や二十三歳、狙われた女教師などの描写を当て嵌めて補完しつつ、かえって興奮が高まってもいた。
香澄も綺羅作品の中では凌辱者を罠に嵌めるような強かさを見せるなど、初期後期を見ても特異なヒロインでありました。
起承転結という意味で文庫一冊とは思えないほどヒロイン側、悪側とが見事に描かれている初期の傑作の一つだと思います。
コメント
ヒロインの島本香澄は今読み返すとかなりの淫乱でしたね。どの時期に性体験を積み重ねて居たのでしょう、謎です。
竿役の二人が生徒で舞台が校内と熱い展開でした。教室でストリップを強要される際、モブの生徒らが香澄サイドに付く演出は憎かったです。島本香澄はちゃんとした大人の女教師をやってるんだなって。学園のアイドル教師なんだなって。
香澄がマゾに目醒めさせられる心の葛藤などの心理描写もバッチリです。
奴隷調教が進んで島本香澄もここまでか、と思ったらまさかの逆転タイムリー。ラストは運命を受け入れる形で終わるのですが、あの島本香澄が屈するとは思えません。また妙案を練ってる事でしょう。それくらい芯の強いヒロインです。
このヒロイン像が基準になってしまったからなのか、他の作品のヒロインにも運命に精一杯抗って欲しいと願うようになってしまいました。初期の傑作です。
>ヒロインの島本香澄は今読み返すとかなりの淫乱でしたね。
淫乱というか、初期作品でこれを言うのもおかしな話ですが、基本清純というかこれまで付き合ってきた(あるいはすでに調教されていたり凌辱されていたりといった)相手は限定されている綺羅ヒロインの中で、香澄はピアノに打ち込んでいた、というわりに男性遍歴がそこそこありそうな感がありました。他に女教師牝奴隷の志穂里もこんな感じというか、あれはまさしく淫乱でしたが。
加えて心理描写の面でも自身の淫蕩さを認めまいと関谷がいかに悪魔的であるかを言い訳にして、マゾであることを受け入れていく部分は実に秀逸だったと思います。
>学園のアイドル教師なんだなって。
そうですね。これが誰もかれもがあっさり香澄の痴態を見たい、となるとただ美しいだけの女教師像で教師としてはそれほど支持されていなかったとなるのが、ここで、いや香澄という教師を尊敬しているのか、と唸る演出でした。
そして大どんでん返し。
これは綺羅作品でも屈指の展開だと思います。
ただ逃げるだけ、あるいは流されるだけ、それとも爪を研ぎ牙をむいて立ち向かおうとしてもあっさり叩き潰されてしまうヒロインの中で、一矢報いたのは香澄くらいではないでしょうか。
いわゆる最強ヒロイン認定をされている智実や武闘派ヒロインたちも淫鬼たちの前には手も足も出なかったわけですし。
最後には結局ああした結末を迎えてしまいますが、確かに香澄ならまた反旗を翻してくれるのでは、と期待があります。そも金森や関谷に従っていたのは和也が人質に取られていたからで堂本に対してはそうした制約もありませんし。
綺羅作品の初期はやはり熱量が凄いというか圧倒されますね。