女教師・黒い蜜愛

「卑怯だわっ、こんなやり方、絶対に許さない!」
23歳、聖職者・優季のまばゆい女体を這う悪魔の手は、
必死の抵抗も虚しく、秘唇にまで達しようとしていた。
忌まわしい過去から逃れ、教師となった優季に
野獣たちの肉棒が、マゾの淫血を再び甦らせてしまう……
麗しき女教師を綺羅光が地獄へと導く――黒い蜜愛。
南川優季みなみかわゆき 昭東高校世界史教師 23歳
女教師モノ。じつはフランス書院での長編は一年半前の新・凌辱女子学園2 美牝降臨まで遡り、その間も長編は竹書房の女豹伝説 美肉の復讐で長らく出ていなかった久しぶりのオリジナル長編であります。
ここいら辺りからいわゆる綺羅光前期、後期と色分けをしてもいいのではないかとも思っています。後期からは綺羅光特有の粘っこい描写がどっか薄まってしまった印象があり、その意味でも今作はそうした生贄を狙う淫鬼の執拗さなど分岐点としやすい。
作風としては綺羅作品の特徴の一つである逃れたはずの過去に絡めとられて再び色地獄に堕とされる優季が愛らしかったです。結局のところいくら自分は変態の血など流れていないと思っていても、嗅覚鋭い淫鬼たちは見逃したりはしませんし、逃げられるはずもないわけでその意味でもきちんとマゾ奴隷に戻してくれた二人に感謝してめでたしめでたしというところですね。

コメント

  1. 匿名 より:

    ヒロインは南川優季23歳、恋人持ちです。ほぼ、いや完全にストーカーな竿役、同僚の黒井が探偵とコンビを組んで攻略します。
    過去に性被害に遭った事実を恋人にチクる、嫌だったら肉体関係を結べ、小学生くらいにしか通用しないであろう脅迫ネタで大丈夫なのか?と思いましたが優季は乗ってくれます。こんな脅しが通用してしまい、ガクッと来ました。性被害の一件でセックスにトラウマがあり、2年半付き合っている恋人の健也に許してない身体の関係を了承したのは正気とは思えませんでした。少女時代に酷い目に遭った経験がある人間なのに竿役を信用したのは大人として厳しかったですね。何を経験して来たのでしょうか。
    優季は罠に嵌り堕ちていきます。
    この凌辱シーン、土曜の18時から翌々月曜の6時までの約36時間の描写は大ボリュームでねちっこく描かれており、圧倒されました。熱かったです。惜しむらくは媚薬系のお助けアイテムが使われなかった所でしょうか。何も使わずにここまで狂わされるとヒロイン南川優季の品格が落とされてしまった感じがしました。この辺りがヒロインの淫乱度設定の難しさなんだと思います。
    優季は月曜朝に解放され、仮眠を取る間もなく学校へ仕事に向かいます。ほぼ二徹、セックス漬けにされても通常運転、恐るべき体力、精神力です。鋼の女ですね。
    カットされましたが優季は翌日の火、水曜と勤務を終えてから奴隷調教を受けに竿役の部屋に出向きます。
    3日連続となる木曜に流石に正気に返ったのか、ここで恋人の健也にアポ無しで会いに行きます。健也と通話、通信をするのは優季の拘りの信条でしません。何に拘ってるのかよくわかりませんでしたね。が、会えずに竿役に捕まり攫われます。
    この時、衝撃の事実が発覚します。結婚前提の真剣交際、2年半付き合っている健也から合鍵を渡されていません。もしかすると真剣交際と考えているのは優季だけで健也からすると数いる女の内の一人に過ぎないのではないか、という疑惑が出て来ました。
    優季はその日の調教中に別れの手紙を書かされる事となりました。何やってるんでしょう。
    優季はこれでスッキリしたのかセックス奴隷に邁進します。ここまで来るとやべぇヒロインにしか見えません。
    一方、2年半にわたって付き合って来た優季から突然別れの手紙を受け取った健也はここで漸く動きます。今更感がありましたが良かったですね、真剣交際でした。共通の友人、優季の両親、そして優季の勤務先である学校に連絡を取ったり出向いたのかはわかりませんが優季とは会えませんでした。詳しくわからずでイライラが募りました。ここは健也視点が欲しかったです。
    セックス奴隷になる事を受け入れた南川優季は学校内での調教や美人局も熟し、ラストでは過去の竿役が登場して乱交でエンディングでした。
    ヒロイン優季が無理くりな行動ばかりで、サイコパスに見えました。それくらい行動に違和感を持ちました。健也は殆ど出番無しだったのが残念でした。寝取られの醍醐味は味わえずです。結婚を前提とした2年半の付き合いとは何だったんでしょうか。二人の愛が軽く、とすると健也に過去を知られても別段問題無かったのでは?って印象を持ちました。
    優季に過去を告白されて健也がドン引きして別れるとなるとこの物語は終わりですし、健也が性被害に遭った過去があるからといって優季を嫌いになったりしない、となってもこの物語は終わってしまいます。探偵の掴んだネタが弱過ぎなんですよね。それで優季の行動が理解出来ない方に向かってしまう。寝取りモノとしては盛り上がりが不十分でしたし、女教師モノとすると生徒との展開がほぼ無く、残念でした。校内で人気者である南川優季が淫蕩なキャラだと生徒に徐々に知られていき、堕ちていく展開の方が見たかったし熱かったように思いました。