青の獣愛

美しすぎるから、尊すぎるから、犯したい、嬲りたい!
男たちの崇拝が、愛情が淫欲へと変わった魔のXデー。
艶やかな黒髪、薔薇色の唇、魅惑の20歳が辿る運命は、
獣たちが吐きだす白濁で禍々しく塗り替えられた。
緊縛凌辱、学内売春、露出調教、恋人からも引き離され、
膣奥にまで響く魔悦から、果澄はもう逃げられない!
フランス書院文庫 2003/03
青と白の獣愛 隷嬢天使 唯梨の獣字架との合本 フランス書院文庫X 2021/06
芦原果澄あしはらかすみ M大学文学部2年 20歳
女子大生モノ。大学サークルのいわゆる姫。グループ内でも秀でた室町と恋仲になっているのを、果澄への邪心や室町へのコンプレックスから二人の男に冒頭からレイプされるという早急な展開となります。
冒頭から眠らされレイプをされるという点では過去作裕美の放課後に通じるものはありますが、裕美の場合はそこで一度は逃れ、芯の強さを見せる描写やその後の悲惨な運命を想うと胸が高鳴ったものですが、果澄に関しては京都でも指折りの和菓子屋の一人娘ということで人に尽くされるのが当たり前というお嬢様であるといった設定や、凌辱をされる前の素の状態の果澄を知りえないところで今一つ魅力を感じることが出来なかった気がします。
ただその後、小物の大学生たちと手を結んだ和菓子屋専務山脇に支配され、犯されるたびに口惜しいわと強要されるのは非常に好みに合いました。

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