夫の教え子から恋慕を寄せられた人妻・志津季。
マンションにおびき寄せられ、犯した一度の過ち。
その不貞が淫獣たちによって仕組まれていたとは!
情事の証拠で脅され、緊縛された裸身を抉られる。
勤務する美術館でも嬲られ、ついには眠る夫の傍で……
魔崖の際を彷徨う贄妻、辿り着いた哀しき終着点。
マンションにおびき寄せられ、犯した一度の過ち。
その不貞が淫獣たちによって仕組まれていたとは!
情事の証拠で脅され、緊縛された裸身を抉られる。
勤務する美術館でも嬲られ、ついには眠る夫の傍で……
魔崖の際を彷徨う贄妻、辿り着いた哀しき終着点。
人妻モノ。高校時代に在籍していたアイスホッケー部監督夫人である志津季への憧れが邪な欲望へと変わり、悪友、先輩の手を借りて想いを果たす。いつものように手を借りた相手が悪かった的な部分もあるのですが、今回はヒロインの夫が実は、という感じで小説として面白かったです。その分というのも変な話ですがヒロインである志津季の魅力は今一つだった印象。
コメント
これは続編書く予定でああいうラストになったのかしら。
なんとなくそんな気がするラストでしたね。
ヒロインは嶋志津季、32歳の人妻です。軽く欲求不満があります。このヒロインの欲求不満から物語が始まります。
序盤で集中砲火を浴びて志津季は呆気なく陥落します。
お助けアイテム不使用でしたので大丈夫なのか、このヒロインって感じがしました。このシーンの描写も当然あっさりでした。この辺はもう仕方ないんですかね。
このあとの志津季の鉄壁ガードは新鮮でした。竿役とコンタクトは取らないし、出向きもしない。歴代ヒロイン真っ青の展開です。
手詰まり感が漂う竿役らにお助けキャラ、鬼女の杏子が登場します。やはり竿役はヒロインの生活に密接した人間が適任ですね。杏子は志津季を籠絡してくれました。が、役目を終えたのか杏子は不自然に百村に志津季を譲り(シェアする形ですが)フェードアウトしました。鬼女としての魅力が足りてませんでしたね。
人妻奴隷として歩み始める志津季に訪れる破滅の瞬間、これを愉しみにしていたのですがまさかのダイジェストでガクッと来ました。確かにポルノ的には関係無いと言えばそうなのですが、ここはきちんと描いて欲しかったです。ここでの行動、セリフもヒロインの見せ場だと思うんですよね。もっと嶋志津季を知りたかった。
ラストは志津季の狂態を見せつけられて終わりました。人妻奴隷娼婦として作り変えられてしまっていたって事なのか、淳士を意識しての艶技だったのか、余韻を持たせてのエンディングです。これは計算ですかね。サミーを返したあと、淳士のターンとなったものの上手く責めれずに志津季が不満を抱く暗雲が垂れ込める未来なのか、淳士が覚醒し二人で息を合わせて絶頂に向かうのか。
個人的には敦士がまず志津季を
『俺の我儘に協力してくれてありがとう、辛かったろう?』
と優しく労った後
『俺は志津季を愛してるよ。あ、でも志津季は今日からサミーの女になったんだったな。』
『志津季の言葉を信じるよ。だけどあんな男の肛門に舌を突っ込んでペロペロ舐める女だからな。』
『俺に覗かれてるのをわかっててあんな男に狂わされたんだろ、恥ずかしくないのか?俺の自慢の女房がこんなスケベな女だとは知らなかったよ。』
などとネチネチいたぶって、志津季をすすり泣かせる展開を想像しました。この未来なら志津季は確かな幸せを掴む事になるのかも知れません。
カバーイラストの嶋志津季のツンとしたお澄まし顔はこの仮面の下にマゾで淫乱の素顔が隠されていると思うと熱かったです。ありがとう、夜野帷。終盤の怒濤の展開は初めて見た感じでしたし愉しめました。良作です。