人妻・那美子《獄愛》

人の妻だからこそ、穢したい、犯したい。
濡れた紅唇、量感に満ちた乳房、張りつめた尻肉。
匂いたつ女体に迫る狼は淫牙を剥き、手段を選ばない。
夫婦の寝室、勤務先……聖域を一つずつ蝕んでいく。
逃げたいのに、抗えない……体内には魔性の毒が蠢いていた。
那美子の貞操を崩壊し性隷へ貶める《獄愛》は終わらない！

篠田那美子しのだなみこ　人妻　28歳

人妻モノ。話の筋立てとしては綺羅作品にはあまり見られない展開でした。マッドマックスかよ。
これまでの変質的な淫鬼たちに執着され、絡めとられて淫獄に堕ちてゆくヒロインではあるのですが、その導入が完全に事故的なそれでその時点で自分としてはあまり食指が動かなかった。
終盤は、え、そうなるの？　といった感じです。綺羅作品では投げやりになったヒロインがこうした行動をとることもあるので意外というほどでもないのですが。