人妻二十八歳・被虐の終身奴隷

人妻となった真咲に張り巡らせる悪魔の女優復帰計画
28歳、カムバックを決意した清楚で艶麗な彼女に
用意されていたのは奴隷女優に誘うシナリオだった
下着ショウ、輪姦調教、朱唇奉仕、アナル凌辱……
夫の借金を枷に抗えない真咲を襲う肉試練のなか
熟れた女体には確実にマゾの血が流れだしていた。
※2009年に竹書房から『人妻・蜜肌の契約』として加筆修正版が刊行されている。
雪本真咲ゆきもとまさき 人妻 28歳 備考:元女優
人妻モノであり女優モノ。
かつて日本中を席巻し結婚を機に引退した清純派人気女優雪本真咲と因縁を持つ様々な人間の欲望が絡み合い、映画監督である真咲の夫が撮ろうとする映画を皮切りに再び真咲を女優業へと復帰させようとする陰謀が浮上します。といっても真っ当な女優ではなくポルノ女優ですが。
以前は水着にすらならなかった清純派女優がその人気が災いし、引退後まで続く妄執によって幸せな結婚生活もかつての栄光も何もかもを破壊され破滅へと突き落とされるカタルシスが小気味いい作品です。
これも夫が芸儒家を気取って身の丈に合わない映画を撮ろうとしたことが全ての原因であり、妻を代償に撮った渾身の映画は真咲主演のどぎついポルノの陰に霞んでしまうのも無理からぬところでしょう。めでたしめでたし。

コメント

  1. 匿名 より:

    個人的にはスポンサーに接待させられるとことか、首輪に電流流されて強制的に犬みたいに扱われるところが良かったです。
    犬のところは役作りとかで作品に反映されたらもっと良かった気もします

  2. 長坊 より:

    ヒロイン真咲の魅力を堪能する1冊でした。

    引退した清楚な女優である真咲が、国際的な資本家動坂氏とディレクター百地氏の異常な執着によって、カムバックと同時にはめられてしまうのですが、このカムバックさせる契約のために動坂氏が用意した金額5億円!これだけでなく偽スタッフ十数名を集め、直営スタジオを用意し、広大な合宿所を確保するなど、ハメる側の意気込みも物凄いものがあります。ここまでされれば真咲も満足ではないか?とも思います。

    ここまで価値がある女性ということで読者側も期待が高まります。
    読者はその大掛かりな仕掛けを知っているだけに、その罠に罪のない無垢な真咲がはまり込んでいくさまには真咲に同情してハラハラするとともに、これだけ労力を掛けるほど美しく魅力的な真咲が堕ちていくのに興奮が止まりません。
    特に、最初の陵辱でスタッフ全員からの同調圧力に屈し、理由もわからず下着になりチープなAVに似た小芝居に巻き込まれ、そのまま衆人環視の中でAV男優に犯されいかされまくるところなど、可哀想でいやらしくて堪らないですね。

    助教授沙織に類似するお話かと思いますが、3冊を費やして描かれた沙織さん程の印象が残らないのは仕方ないかと(沙織さんは竿役根岸を愛している点も好き)。

    個人的に良かった点
    1.無駄にヤクザが絡まないためヒロインが理不尽に消耗させられないところがイイ(綺麗な女性は綺麗なままで辱めてほしい!)
    2.竿約百地は、性格が捻じくれていながらもこれだけの手筈を整える所などかなり有能。真咲を自由に辱めるだけの権利あり!と納得できる点がイイ
    3.夫の蓮台寺監督は慢心の結果というか、自業自得感が強く、寝取られた側に同情の余地がなく気に病まなくて良い点もイイ

    きっかけは不本意であったとしても、女優という職業であることから観ると、スキャンダル女優として確固たる地位を築き、史上空前のギャラをとる女優となり、しかも純然たる娼婦ではなく、マゾとしても幸せそうなので、私は真咲にとってのハッピーエンドだと理解しました。

    ところで、陵辱劇のスポンサーである動坂氏とのセックスも楽しみでしたが示唆されるだけで描写はカットでしたね。ほんとに単なるオナニーマニア?で終わったような。

    一つ気になる点を挙げると、双子姉妹はいらなかったかな?恩人藤谷氏を引き入れる以外に特に活躍の機会もなく、、、。
    「ふたなり」という属性は綺羅作品では珍しいような?それが好きなわけではないですが、参考までに管理人さんは他に作品をご存知でしょうか?

    • 綺羅光好 より:

       コメントありがとうございます。

       大がかりな仕掛けは多々ありますが金銭的にここまで多額な金が一人の女に注ぎ込まれるのはこれくらいでしょうか。
       他は生贄の美都子に7千万、未亡人社長瑛理子に5千万、未亡人雪奈が3千600万、島シリーズの奈都に2千600万とかの借金背負わせたりしてますが、あれは架空取引だしなあ。
       考えるとあまり借金の形に身体を差し出すって少ないですね。だいたいは別の弱みを握ったりして追い詰めてるパターンで。
       
       綺羅ヒロインは当たり前に不幸になるんですけれど、職業適性が合っているのと世間に知られてしまった分、これ以上不幸になりようがない点で真咲は一定の救いはあったのかな、と思います。いや、ないんですけども。
       
       ふたなりについては、綺羅作品では他に登場していないと思います。
       さすがに記憶が怪しくなってきていて、断言はできず申し訳ない。
       あの手の妖しい美女と言うと他には猟辱 薔薇の淫香に出てきたセーラとか新凌辱学園に出てきたシーナといずれも舶来品で人間的な描写は一切ありませんでしたが。
       漫画やそれに近しいファンタジー、SF的なエロでのふたなりは大好きで自分も描いたりしますが、普通の官能小説だとふーん、程度の興味しかないですねえ。

      • 長坊 より:

        綺羅光好さま

        コメント返信ありがとうございます。

        金銭的な額でいえば真咲さんがダントツのようですね。芸能人、ということで巨額になったのか。ウェブレン効果というのでしょうか、たまたま美女を見掛けて陵辱した、というより練りに練った大掛かりな仕掛けの方が期待が高まりますよね。

        祇王島の奈都さんもそういえば妹の偽借金証書がきっかけでしたね。しかしその後の宮路氏の方が強烈でしたが、、。

        ふたなりは他に無さそうですか、ありがとうございます。
        ファンタジーな世界観ならいいのですが、綺羅作品のようなリアル系の作品に出てくると、少し浮いた存在感になると思いますので、出てこないほうが安心できます。